製作者です。


2024.10.23

当Haineko代表モデル猫である灰猫が亡くなりました。享年凡そ17歳でした。


むかし買い物の帰りによく寄っていたペットショップにて、一つの里親募集の張り紙がありました。其れを一緒に出かけていた広報担当が教えてくれた事で写真を見て一目惚れをしてしまい、スタッフの方に詳細を聞くことにしました。


店の裏に捨てられていたこと。

3〜4ヶ月くらいだと言うこと。

そのペットショップでは育てられない為、里親が見つからなければ保健所行きになること


が、わかりました。


その場で実際に会わせてもらうと、自分から僕の上着の中に入って出てこなくなりました。

其処ですぐ飼うことを決め、家に着いてからはまるで一緒に居て当たり前かのように振る舞い始めました。


僕にしか懐きません。

広報担当は同居人扱いです。

名前はそのペットショップの方が付けた名前をそのまま貰いました。

僕と会うまでの間、スタッフの方々が自費で一生懸命育ててくれていたので感謝しかないからです。


その灰猫との生活がきっかけで、広報担当はとても猫が好きになりました。

ですが、今のように猫のアクセサリーやバッグが身近に売っていることが昔はあまりなかったのです。あったとしても種類が少なく、気に入った子を見つけるのが難しい。


ならば僕が作ればいい。

であるならば、同じ気持ちの人にもお裾分けできたら。


元はこの灰猫から始まった。

そしてHaineko(灰猫のたからもの)がうまれました。

今まで、良いことも嫌なこともたくさんありました。其れを全部癒してくれていたのはこの子でした。


忘れることもないし忘れられる筈もない。

最期はまた初めてあった時のように、自分から僕に寄ってきました。

さよならをしにきたなって、すぐに理解しました。抱っこしたまま、ちゃんと看取ってあげることが出来ました。


たくさん撫でてあげて、するとまるでいつものように眠っているようで。

気づいた時にはもう心音はなく、でも信じたくなくて人工呼吸も何でもしていました。

それくらいたくさんのことを17年近く一緒にしていました。


寿命だったのはわかっている。

でももっと何かしてあげられたのでは?

其れをずっと病んでフラッシュバックをし続けて疲れ切っているのを見かねた弟妹から一つの提案がありました。


また里親になってはどうか、と。

代わりにはならないし、灰猫はぬいぐるみにも嫉妬する子だったので僕が新たに迎えるのは迎えるその子に失礼じゃないのか。

一番に傍に居てほしいのは灰猫です。


色んな人に相談して、たくさん考えました。

ですが僕が泣いているのを嫌がっていた灰猫がこの状況は望んでいないのじゃないかと思ったのです。絶対に忘れないし、傍にいてくれていると確信している。

その中でまた、良い出会いがあるならば。


もしもその時が来たならば代わりなんかじゃなく、その子のことをちゃんと見て、ゆっくりと知っていきたいと思っています。


*Haineko*

(2024/11/15)


文が拙いかもしれません。

此れでも短縮させたので…


里親になったとして其れは代わりじゃなく、平等に愛情を持って接していく。

けれど忘れることは出来ないし、傍にいてくれていると思っているから灰猫のものも捨てない。

安易な気持ちではない。

猫に対して、誠実でありたい。


これを理解してもらえればと思います。